瞬間最大稚拙

うだつの上がらない人のための就職活動日誌

「大学4年間で何もしてないよね?」と言われたので大学4年間を振り返る〜きっかけ編

大学4年間で何もしてないよね?と言われた

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九月の半ば、一人暮らしをしている社会人の兄に呼び出された。「いっしょにご飯でも食べましょう」とのことだった。駅前でご飯を食べながら、少し話した。要約すると「就職活動はもうやめなさい」とのことだった。

「あなたは大学4年間で何も頑張ってこなかった。資格も取ってこなかったし、学部の勉強を頑張るわけでもなかった。周りの人たちはコミュニケーション能力があったり、器用さがあったりしたから内定を取れたんだ。でもあなた(あるいは僕たち家族)はそうじゃない。不器用だし、嘘もつけない。だからあなたは本来4年間、何かを本気で頑張っていかなければならなかったんだ。そうしないと、不器用な君には内定は取れないんだ。だから僕は言ったでしょう、『資格は取らなくていいの? TOEICは?』と。だけどあなたは聞かなかったでしょう。それで一体何をしてた? 

過去はもう変えられない。だけど、今からでも努力することはできる。公務員なり士業なり、勉強しながら就職を目指せる職があなたには向いていると思う。だからもう、結果の出ない就職活動はやめなさい。コツコツ勉強して、自分の向いている土俵で頑張りなさい」

内定が得られずフラフラしている私が心配なのだろう。心配させて申し訳ないという罪悪感を抱える一方で、自分の人生なのにどこか他人事のような、変な気分がする。そういえば恋人から「いつもどこか危なっかしい」と言われていたのを思い出す。「人生どうにかなる」と楽天的に考えているつもりでいるのが、行き当たりばったりでふわふわしているように見えるらしい。心配が身にしみていないのに気づかれたか、兄に「家族も心配していますよ」と釘をさすように言われた。

 

何もしていなかった、わけではない

「なるほどなあ、私の大学4年間は客観的に見て、何にもしていないで遊んでいたように見えているのか」という驚きが、正直な感想だ。 というのも、大学時代は自分なりに目標を定めて、その目標に向かってしっかり頑張ってきたという自信はあったから。小中高大と自分の人生を分けたときに、大学時代が一番努力したし、考えの幅も広くなったという自負があったから。

くやしいとは思わない。たしかに私が4年間を費やして得たものは、きちんとした成果物や数字として現れるものではないし、万人に理解されるものでもない。そして何より、もともと持っている人にとっては、それを持っているのが当たり前のものだから。しかし、私はその当たり前に向かって手を伸ばし、その過程の中でさまざまな知識を得て、考え、喜びを知り、学んできた。だからこの4年間は、必ずこれからの自分の人生の糧になる。決して無駄にはならないと信じている。

そんな私の大学時代の頑張りをなかったことにしないため、そしてこれからの自分の糧にするためにも、きちんと自分の4年間を文章で残す必要があると思った。

 

大学時代やったこ

私が頑張ってきたことを一言で言うと、社会適応だ。大学時代、私の問題意識は「人は何を、どのように考えているのか」「人の感情は/考えは、どのように動き、変化するか」「人を動かすにはどうすればいいか」「他者に私の考えを理解してもらうには」「組織はどのように回るのか」「社会はどのような動きをするのか」などに向いていた。そのような問題意識の根底には「大学を卒業したらなんとかして己を社会に溶け込ませなければならない。溶け込まなければ死んでしまうかもしれない」という危機感があった。大学入学前に立てた目標は「4年かけて社会に適応する人間になり、まともな社会人として生計を立てられる人間になる」。そのためには4年間、失敗も恥も厭わない。本気でそう考えていた。

「社会に適応するとはどういうことかきちんと定義できていたのか」「この目標設定そのものが自分の思いと矛盾しているのではないか」を精査していなかった、という点で大きな反省は残るものの、何はともあれ自分なりに目標を立て、課題をとらえ、実践の中で社会適応のための改善をおこなってきた(つもりだ)。もっとも、もともとの性質である空想癖や知識の収集癖が働いて、本来の目的とは違う知識や経験を積んだことも多いが…。

 

大学時代にやったこと一覧

部活

落語研究会での活動

勉強

 ・日本経済史の勉強

・経営組織の勉強

マーケティングの勉強

研究室

・研究室合宿の企画、運営

・研究室主催イベントの広報

・企業へのインタビュー調査

アルバイト

・レストランのホールのアルバイト

 ・訪問営業

就職活動

・自己分析

・企業分析、面接練習

インターンシップ

その他プライベートなど

・原付免許取得

・恋人とのお付き合い

・アーティスト写真集の撮影・編集

・宗教の勉強

 

反省とこれから努力すること

あけすけに言ってしまうと、私の大学4年間の生活は、目標設定から間違っていた。私は全く見当違いの努力をしていたのだ。このことに気づいたきっかけは、皮肉にも「社会に適応した証」として最も象徴的である「内定」を、ある会社からいただいたことだった。その会社の会社見学に行った私が見たのは「社会に適応したかっこいい社会人」というより、「本音では嫌い合っているのに表面上だけ仲良くする集団独特のノリ」だった。しかもそのノリは、私が追い求め続けた「社会に適応したかっこいい社会人」になるのに必須のスキルだったのだ。

衝撃だった。私がなりたかったのはこれだったのか。一生こうしていたいのか。私はいったい何になりたかったのか。なんのために努力してきたのか。いったい何が欲しかったのか。いろいろなことを自分に問い直す必要があった。

そして今、また自分はどうなりたいのか、自分に問いかける必要があるのだと思う。