瞬間最大稚拙

うだつの上がらない人のための就職活動日誌

笑顔/ありがとう大好きピープルはコミュ力で殴りあう

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小学校のときは天才てれびくんが大好きで、特にMTKが好きだった。私がちょっと古めの洋楽に中途半端に興味があるのはひとえにハッチポッチステーションとこの天才てれびくんのおかげだ。あ、あとジョジョの奇妙な冒険。これらがなければマドンナもマイケルジャクソンもたいして興味を抱かなかったであろう。思えば「恋はあせっちゃだめ」だとか「たくましく生きていくのよ私はマテリアルガール」だとかそういう言葉は自分の人生の指針となる考え方としてそれなりに刷り込まれているような気がする。テレビという一方通行のコミュニケーションとは言え、幼少期時代にそういうポジティブな言葉をかけてくれたことはとてもありがたいことだと思う。私が今までなんとか生きてこられたのも、元をたどればMTKのおかげなのかも。ありがとう、天てれ。ありがとう、NHK教育テレビ

 

先日、今の段階で第一志望の会社の面接を受けた。私ひとりのために1時間以上話す時間を設けてもらい、さらに自己分析のフィードバックももらえた。「あなたはどういうことをしている時楽しいのか、もう少し深掘りして相手に分かりやすく伝えられるようになるといいね」とのこと。成程。こういう時に即座に「人の笑顔を見るのが好き」「ありがとうと言ってもらえたときにやりがいを感じる」人間は強いと思う。きっと営業とかに向いているし、サービス精神旺盛な人柄がにじみ出ているから。「笑顔/ありがとう大好きピープル」はきっとどの会社でも必要とされる人間なのだろう。

いや、私だって笑顔が嫌いなわけじゃない。ありがとうと言われるのが嫌なわけでもない。むしろ好きだ。目の前の人が笑ってくれる、喜んでくれる、感謝してくれる。嬉しいに決まっている。他の人もきっとそうなのだろう。おそらく「笑顔/ありがとう大好きピープル」は就職市場においてもはや供給過多なのかもしれない。すなわち面接で「笑顔/ありがとうが好きです!」と言った途端、面接官にとって目の前の学生が他の学生とどう違うのか、差別化が困難になるということだ。

それでは大量に存在する「笑顔/ありがとう大好きピープル」を面接官はどのように区別し、優劣をつけるのか。おそらく面接官の意識は「笑顔/ありがとうが大好きって言ったけど、『本当に他人が笑顔/ありがとうって言わせることが出来んのかお前は?』」というフェーズに移行するだろう。あっ、知ってる。これはコミュ力だ。「笑顔/ありがとう大好きピープル」はコミュ力で殴りあうのだ。ひぃぃっ。それはまずい。コミュ力武闘会だ。私はその中では圧倒的敗北を喫するだろう。一回戦敗北だ。一次面接落ちだ。逃げろ。

すくなくとも面接においては「笑顔が好き」/「ありがとうと言われるのが好き」とは積極的には言わないようにしようと心に誓った。